査定する時期によって査定金額の差が出ますか?
中古車に限らず、新車の場合もそうですが、車の販売にはある程度季節要因が存在します。
まず年度末(3月)にかけては、ディーラーの決算期になっているところも多く、新車販売目標台数はかなり高めに設定されていることで、新車の動きとともに、中古車の売買も活発になってくる傾向がありますし、年度初めの入社、異動、転勤のタイミングなどによって、車が必要になったり、不必要になったりするケースが増えて、結果として車の売買が多くなってくるという傾向があります。
このように売買が活発になれば、それに伴って査定もつけやすくなってきます。
需要が高く売れる時期は、業者としてはどんどん中古車を仕入れたい(買取りたい)という行動となり、査定金額も上がりやすくなるのです。
また、車種による季節要因もあります。
わかりやすい例を挙げれば、4駆のRVなんかです。
この車については、夏場のキャンプハイシーズン前にもちょっとした需要のピークがありますし、冬のスキーやスノボなどのウィンタースポーツで雪山走行のニーズが増える前にも需要の山があります。
この時期に4駆のRVを売却できれば、そうした車種は需要が高いため、査定が高めに出ることは十分に考えられます。
ただし、季節要因があるからと言って、意図的に半年以上もの間、売却時期を延ばすということはやめた方がいいかもしれません。
なぜなら、季節要因で査定金額はプラスになる可能性があるからといっても、それはどの程度プラスになるかはわからない一方で、売却が半年以上遅くなることで被る査定のマイナス評価は確実なものだからです。
季節要因が間近にとれるようなら、その時期まで少し査定時期をずらすのはありだと思いますが、そうでなければ季節要因は考慮せず、なるべく早く査定をとる方が査定にはいい影響を与える可能性が高いと言えると思います。